新型コロナウイルスによるワクチン後遺症の1つである
スパイク蛋白についてのご説明をさせて頂きます。
スパイク蛋白(スパイクプロテイン)は、特にSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の感染とワクチン接種に関連して注目されています。ここでは、スパイク蛋白が身体にとって有害である可能性のある病理学的メカニズムについて説明します。
1. 血管内皮へのダメージ
スパイク蛋白が血管の内皮細胞に結合すると、内皮のバリア機能が損なわれ、血管の透過性が増加します。これが血栓形成を促進し、微小血管障害や全身性の血管炎を引き起こす可能性があります。
2. 免疫反応の過剰活性化
スパイク蛋白は強力な免疫応答を引き起こすことが知られています。過剰な免疫応答は、サイトカインストームと呼ばれる現象を引き起こし、全身性の炎症反応を引き起こすことがあります。この炎症反応は、複数の臓器にダメージを与える可能性があります。
3. 細胞の損傷とアポトーシス
スパイク蛋白が細胞に結合すると、細胞内シグナル伝達経路が異常になり、細胞損傷やアポトーシス(プログラムされた細胞死)が引き起こされることがあります。これにより、組織の損傷が進行し、特に肺組織においては深刻な損傷を引き起こす可能性があります。
4. 神経毒性
スパイク蛋白が血液脳関門を通過すると、神経細胞に直接作用し、神経毒性を示す可能性があります。これが、頭痛、めまい、神経障害などの神経系の症状を引き起こす要因となり得ます。
5. 自己免疫反応
スパイク蛋白の一部の構造が自己抗原と類似しているため、免疫系が誤って自己組織を攻撃する自己免疫反応が引き起こされることがあります。これは、自己免疫疾患のリスクを増加させる可能性があります。
まとめ
スパイク蛋白が身体に及ぼす有害な影響は、主に血管内皮へのダメージ、過剰な免疫反応、細胞損傷とアポトーシス、神経毒性、および自己免疫反応など、多岐にわたる病理学的メカニズムによって説明されます。これらのメカニズムは、感染症やワクチン接種後の一部の症状や副作用の基礎にあると考えられます。